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イスラームの教え

イスラーム اسلام は、「神への帰依」を意味します。帰依とは、「深く信仰し、その教えに従う」こと。イスラーム教徒、ムスリム مسلم は、神に帰依した人々。(女性はムスリマ مسلمة

イスラームの基本は六信五行と言われています。

六信とは信じる6つのもの。

1. 神 الله

2. 天使  ملائك

3. 啓典  كتب

4. 使徒・預言者  رسل

5. 審判と来世  اخرة

6. 定命  قدر

まず、1番目の神とはすなわち「アッラー」です。英語で神をGodと言いますが、キリスト教で神を指すときは「The God」。それと同じようにアラビア語でも一般的な神の إله (イッラーフ)に定冠詞の ال がついて اللهアッラー)となります。

2番目の天使(マラーイカ)。これは天使の単数形 ملك の複数形である ملائك, ملائكة となっています。天使は一人ではなくたくさんいますから。

3番目の啓典(クトゥブ)。これはイスラームではアッラーがこれまでに授けた全ての啓典を信じています。すなわち、モーセ五書、詩篇福音書、アル・クルアーン。クトゥブも本 كتاب(キターブ)の複数形。

4番目は使徒・預言者(ラスル)。これも使徒の単数形 رسول の複数形。と言うのは、アッラーは預言者ムハンマド(SWS)までたくさんの預言者・使徒を遣わしました。よく聞くノア、モーセアブラハム、イエス、ムハンマド全て預言者です。イスラームではイエスも預言者の一人です。そして、ムハンマド(SWS)が最後の預言者になります。

5番目の審判と来世(アーヒラ)。最後の審判の日があり、その時に現世での行いに応じてアッラーが審判を下し、良い行いが多ければジャンナ جنّة(天国)へ、悪い行いが多ければジャハンナجهنّم(地獄)へ行くことになります。来世では永遠の命が保障されます。ジャンナに行った者は、若返り、貞淑な妻を娶り、幸せな毎日を送ることが出来ると。ジャハンナムに行った者は、地獄の業火に焼かれ、肌はただれ、死にたいと思うような地獄の責め苦に永遠に苦しめられるとなっています。

6番目の定命(カダル)とは、天命、宿命のことです。私たちの行いは全て初めからアッラーが書かれた運命に基づいているということ。このように書くと「最初から運命が決まっているのだから努力しても無駄ではないか」と思う人がいるかも知れないけれど、そう言う意味ではなく、アッラーは未来を知っています。ですが、私たちは未来を知りません。未来がより良いものになるために努力をすることは必要です。しかし、努力の甲斐なく失敗することもあります。それはアッラーが決めたことなのです。でも、更に努力を重ね、違う道で成功するかも知れません。それこそがアッラーが決めた宿命なのです。アッラーは私たちの能力以上のものは負わせないとクルアーンに書かれています。